常設展示室

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常設展示室は昭和の道具を中心に展示しています

 

 

唐箕(とうみ)

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玄米と一緒になって混ざっているもみ殻やわらくずを選別するのに用いる農具。右側の取っ手を回して扇風機のように風を左側に送って、真ん中の上から足ふみ脱穀機で得たものを投入する。実がしっかり入ったものは重いので飛ばされずに下へ落下し、それ以外は左側に飛ばされることで選別する。

 

 

足踏み脱穀機
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穀物類の実を茎から外す機械。外された実には中身が充実してないものや、茎の一部も混入しているので、この作業の後、唐箕で実とそれ以外のものを選別する作業がある。
 
 

 

足踏み式縄綯い機
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稲わらから縄を作る装置。2方向から稲わらを入れて回転させるとよじれながら2本が1本の縄になっていく。手で縄を作る作業を機械で効率よく作る。

 

 

【拍子木】
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手に持って打ち合わせると高い澄んだ音が出る。紙芝居のおじさんは、近所の子供たちに紙芝居が来たことを知らせるために使った。また、消防団と一緒に子供たちも参加して、「火の用心、マッチ1本火事の元」と声を上げながら拍子木を打ち鳴らして、夜回りした。
 

 

【バリカン 両手用】
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散髪道具です。切れ味が悪いため、痛い思い出がいっぱい詰まっている道具です。取っ手の部分にばねがあるものは片手で使用できます。

 

 

【吊り手洗い器 (手水器)】

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学校の便所で使っていました。中に水をためて、下の小さな棒を押し上げると水がしたたり落ちてきます。

 

 

【氷冷蔵庫】

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電気を使わないで食品を保存する冷蔵庫です。上の箱に長方形の大きな氷の塊を入れて、その冷気が下りて、下の箱に入れた食品を冷やして保存します。
 

 

 

 

【炭火アイロン】

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炭火を熱源とするアイロンです。鉄製で、下部の穴から空気が入り上部の曲がった煙突から出ていくことで炭火が消えないようになっています。最近テレビで紹介されました。炭で白い布が汚れなかったかと思いましたが、布を焦がす失敗がよくあったと聞いて、そこまでは想像できませんでした。

 

 

 

【蓄音機】

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エジソンが1877年に円筒式蓄音機を発明しました。発明者本人がその音を聞いて感動したそうです。
当館には2台の蓄音機があります。
もっとすごいところがあるんです。石川県金沢市には常時150台の蓄音機を展示している「金沢蓄音器館」があります。